研究者・技術者のニーズに機動的に応える
左から | 青木 孝文 理事・副学長(企画戦略総括、プロボスト、最高デジタル責任者(CDO)) |
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小谷 元子 東北大学 理事・副学長(研究担当) コアファシリティ統括センター センター長 | |
中山 啓子 総長特別補佐、コアファシリティ統括センター 副センター長 | |
牛尾 則文 理事(人事労務・環境安全・施設担当)、コアファシリティ統括センター 副センター長、総合技術部 部長 |
本学では、コロナ危機に続くニューノーマルの時代を見据えて「東北大学ビジョン2030」を「コネクテッドユニバーシティ戦略」へアップデートしました。研究に関わる主要施策として、ポストコロナ時代のレジリエントな社会構築に向けた研究の推進、国際共同研究コミュニティ形成と若手研究者の活躍促進、データ駆動型研究とオープンサイエンスの展開を挙げています。
これを実現するため、2021年10月にコアファシリティ統括センターを設置し、研究環境の整備を推進しています。当センターでは、研究施設・機器(以下、設備)の維持とそれを運営する人材を一体的に管理し、これまで以上に高度で効率的な研究を推進する体制を構築します。そして、本学が取組んできた設備の共用体制を強化し、その体制を支える人材の体系的な養成を進めます。その目的達成のために、研究担当理事、人事担当理事、財務担当理事が参加する研究基盤整備戦略企画会議が当センターの運営を担います。全学的な視点から設備の整備・管理・運用が行われることとなり、設備を利用する学内外の研究者・技術者の方々のニーズに機動的に応えうる体制となりました。
本学では、これまで主要なキャンパスが4か所に分かれていることが、設備共用化における一つの障害であることを認識し、設備利用のリモート化・スマート化に注力していました。COVID-19の蔓延はこの方向性への後押しとなり、DX化が進み、キャンパス間の設備共用がより容易となりつつあります。さらに、学外の研究者・技術者の方達の本学の設備へのアクセスも容易になりました。私たちは時代を先取りした取組を継続し、これまで本学の設備を利用されている方々にはもちろん、これから利用を検討されている方々の期待に応える質の高いサービスの提供を目指しています。引き続きご支援をよろしくお願いします。
東北大学 理事・副学長(研究担当)
コアファシリティ統括センター センター長
小谷 元子