令和4年9月21日(水)、コアファシリティ統括センター(以下CFC)と総合技術部共催で分析セミナーを開催いたしました。
当日は、CFCの坂園聡美特任助教の挨拶で開会し、その後、望月俊介技術専門員、丹野健徳技術専門職員、安東真理子技術専門職員により、CFCと総合技術部が取り組む高度研究設備のリモート化に関する発表がありました。その後、伊藤翔氏(株式会社リガク)、西山裕介氏(株式会社JEOL RESONANCE)、田村淳氏(日本電子株式会社)をお招きして、日本電子株式会社と株式会社リガクによって共同開発された電子回折装置(Synergy-ED)および固体 NMR 法による、新しい結晶構造解析手法について紹介されました。
学内外合わせて38名の教職員の皆様にご参加いただきました。お忙しいところご参加していただき誠にありがとうございました。
皆様から頂いたご意見・ご要望につきましては、今後のより良いセミナー開催に活かしていきたいと考えております。引き続きCFCの取組みに対してよろしくお願いいたします。
セミナー概要
日時:2022年9月21日(水) 14:00~16:55
場所:東北大学 学際科学フロンティア研究所 1階セミナー室
参加形態:対面及びオンラインのハイブリッド形式
講演内容:
Ⅰ コアファシリティ統括センターと総合技術部が取り組む高度研究設備のリモート化
- 共用設備リモート化への取り組み
- 既存測定装置のリモート化 ~ X線回折装置への適応例~
- セキュアなNMR遠隔システムの構築と先端材料解析に資する多核NMR法
Ⅱ 電子回折装置 Synergy-EDと固体NMRが提供する『YOKOGUSHI』のソリューションのご紹介
- 電子回折による微小結晶構造解析プラットフォームSynergy-ED
- NMR crystallography with microED:1H-X同種・異種核固体NMR測定およびmicroED
- 多彩なイオン化法と高分解能 TOFMSを駆使した多様な有機化合物の精密質量測定